うるう年の妖精

2004年02月29日




こんにちは、あなたの紳さんです。

2004年2月29日、僕は不思議な体験をしました。


2月の29日といえば4年に一度しか無い閏年の日。

紳さんはその日、いつもどおりバイトに励んでおりました。

そこに、一本の電話が。

友達からでした。


「もしもし、紳さん? 今、紳さんの部屋に行ったら知らないおじさんが寝てたよ。」


「え? なに? どーゆーこと?」


「紳さんの部屋のコタツで、変なおじさんが寝てるんだよ。」


アクシデント発生


基本的に僕はいつも部屋にカギはしません。

もちろん、アパートには知らない人が沢山いますが、カギはしません。

友達がいつ来るか分からないので、部屋のカギは開けたままなのです。

でも、今回みたいなケースは初めてなので、焦ります。


変なおじさんって誰だ?志村けんか!?

バイト中だが、とりあえず一旦、帰ることに。


部屋に戻ると、なるほど確かに変なおじさんが寝てました。

残念、志村じゃなかった。

なにか盗られた様子も無いので、ひとまず安心。


「おじさん! おじさん、起きて!」


おじさんの体を揺すって起こします。


「ん・・・う・・・うあぁ・・・」


おじさん、ビックリして起きる。


「おじさん、ここは俺の部屋だよ。勝手に入られると困るし、出てってもらえる?」


「・・・・・・。」


おじさん、また寝始める。


プチッ (僕の中で何かがキレる音)


「警察、呼びますよ?」


さらにおじさんを揺すって起こす。おじさん、起き上がる。


「・・・・・・。すいませんね。」


やっと口を開いた。そこで僕は初めておじさんの顔を見た。

顔面、アザだらけだ。左手が包帯でグルグル巻きになっている。

ケンカでもしてきたのだろうか?


「おじさん、どうしたの? ケガしてるじゃん。」


「・・・・・・・。」


「おじさん、帰るとこ無いの?」


「・・・・・・。」


「そっか・・・幻獣界も大変なんだね。」


僕の考えでは、このおじさん、4年に一回、閏年の日に現れる妖精と判断。

来る途中、傷を負い、この部屋に避難してきたようだ。


「おじさん、ダンボール一緒に探してあげるよ。」


と言いつつ、写真をパチリ。 ネタにするのに画像は必要ですからね。

閏年の妖精さん


・・・・・・すると、おじさんが怒り出しました。


「おい、なんで写真とるんだよ」


「え・・・!?」


予想外の反撃にビビる紳さん。


「なんで勝手に写真とるんだよ」


「う・・・てゆーか、なんであんた、人の部屋に勝手に入るの?


こっちも反撃。 


「ここは昔、俺の部屋だったんだ。」


だからなんですか!?



どうやらこの妖精さん、馬鹿のようです。


「今はちゃんと俺が借りた部屋になってます。おじさんはもう、出てったんでしょう?」


「・・・・・・・。すいませんね。」


「すいませんとかじゃなくて、出てってください。」


おじさん、ゆっくり起き上がって身支度を始める。


「おじさん、もし他の人だったら警察呼ばれたかも知れないよ。」


「・・・・・。えらい、迷惑かけましたね。」


「おじさん、元気でね。 そこの商店街でダンボール探して寝なよ。」


「・・・・・・。」


「仲間の幻獣たちもたくさん寝てるよ。」


「・・・・・・。ありがとう。」


そう言い残しておじさんは静かに去って行った。


その背中がすごく寂しそうで印象的だった。



~紳さん 心の詩

失業率も高く、大変な不況を迎えている昨今の日本

このような妖精達を守るべきは一体、誰なのであろうか

江角マキコの言うとおり、年金を納めなさい皆の衆

その前に、江角マキコは年金未納者

ああ、世の中の不条理が寒風と共に切に染み入る

ホームレスにはなりたくねぇ

チェルノブイリにはいきたくねぇ

あの娘とキスがしたいだけ

江角マキコとキスがしたいだけ・・・・・・・


うん。


今日も紳さんの心の中は


乱れに乱れております。

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回転寿司ゴチバトル

2004年02月17日


正月に帰省した時に、回転寿司を食べる事になりました。

人数は6人。

ゴウ、ハルキ、ナタク、マッチー、づや、タケトシ。

「ただ食べるだけじゃつまらない」

との理由により、回転寿司ゴチバトルの開催が決定しました。


ルールは簡単。

3対3のチーム戦で、食べた皿の枚数が少ないチームが支払いをする

と、いったもの。


それではチーム紹介。

チーム・ゴウ

左から

小食だが、ウニなら何皿でも食べられるゴウ。

貝類なら任せておけ!ナタク。

イクラならいくらでも食べられるぜ!マッチー。

マッチーは個人優勝も狙っています。



チーム・ハルキ

左から

意地っぱりだけに誰にも負けない、づや

特別参加のタケトシはどこまで頑張れるのか。

デブはいっぱい食って当たり前だ!ハルキ。



こうして今回も始まった寿司バトル。

今回は支払いが懸かっているだけに、みんな真剣です。


黙々と寿司を食べる男6人。

みな自分の好物ばかりを注文していきます。


「すいません、ウニ8皿ください」

「ホタテ10皿ね~」

「サラダも10皿よろしく!」

「イクラも10皿頼むわ~」


やはり好きなネタなら箸も進みます。

普段は6~8皿位しか食べられない俺も軽く10皿を越えました。


終始ホタテを食べるナタク氏。



しかし、15皿を越えた辺りから、皆のペースが落ちてきました。

目の前に広がる寿司が、もはや苦痛以外の何者でも無くなってきたのです。

そんな中一向にペースが落ちないデブハルキ。

サラダ追加4皿。

さすがデブです。よく食べます。しかもサラダばかり。


俺は20皿食べて、変なモノが口から生まれそうになったのでギブアップしました。

ナタクも21皿でストップ。

タケトシは22皿まで頑張りました。

予想通り、この3人は早々にギブアップ。

それでも、普段の3倍は食べました。


レースはここから佳境に入って行きます。

マッチーは苦しみながも色々なネタを食べて、着実に枚数を増やしていきます。

ハルキは変わらずにサラダばかり食べています。

づやは20皿を越えた辺りから趣向を変えてきました。


「そろそろデザートにするか。俺ケーキならいくらでも食えるし」


美味しそうにケーキを食べるづや

ケーキを6皿も食べたづや。化け物です。


マッチーも負けじとケーキを食べますが、づやは絶えずマッチーの一枚多い状態をキープ。

マッチーが一皿取ると、づやもすかさず一皿取ります。

意地と意地のぶつかり合い。

これには流石にマッチーの心も折れたようで降参しました。


結局づやは26皿食べて個人優勝に輝きました。

余裕の笑顔


結局6人で130枚ほど食べました。

屈むと胃から寿司が逆流しそうなくらい食べたのはコレが初めて。

すごい量の皿。



ちなみにお会計は15000円ほどでした。

支払いは・・・



ゴウ・チームでした~。



一人5000円・・・ありえない・・

回転寿司で5000円も払うなんて・・・

これなら、それなりの寿司屋で特上が食べれたなぁ・・・。


そんな事を考えながら、敗者は家路につくのでした。

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こんにちは。紳さんです。皆さんはこんな言葉をご存知ですか?

男に二言は無い・・・

今回はそんなお話をしようと思います。


僕には小学校の頃からの親友がいます。彼の名前はマッチー。

幼少の頃から二人で野原を駆けまわり、時には危険な遊びもしたりしました。

いわば共に男を磨いた仲です。

月日は流れ、一緒に遊んだりする回数こそ減りましたが、

互いの絆はけして弱くなることはありませんでした。


ある日、僕が久しぶりマッチーを誘って回転寿司を食べに行きました。

ちなみに二人ともボケキャラなので、ツッコミとしてハルキも連れて行きました。

さて、店に入り女の店員さんに席を案内された僕達は、

くだらない会話を交えながらも目の前のレールをゆっくりと流れる寿司に手を伸ばします。

これから始まる悪夢も知らずに・・・


僕はまず大好きなアナゴを取りました。

マサミチは大好きなイクラを取りました。

ハルキはこの店にアワビが無いコトを知り、いささか不機嫌です。

そんなハルキを横目に、僕とマサミチは寿司を口に運びます。



紳 「ああ~。うめぇ、俺、アナゴだったらいくらでも食えそうだよ。」

マッチー 「ああ、俺もイクラだったらいくらでも食えるぜ。」

ハルキ 「・・・・・・・。」

紳 「俺、今日この店のアナゴ全部食う!

マッチー 「ああ、俺も流れて来たイクラ全部食うぜ!

ハルキ 「ぇ~!?(笑)」



そんなこんなで始まった回転寿司バトル。

男に二言はありません。

次々に流れてくるアナゴとイクラ。

意地になってそれを止める僕とマッチー。

SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)の若林君でも、これほどのナイスセービングは不可能でしょう。

しかし、だんだんお腹もいっぱいになります。

さっきまで小川のせせらぎ程度に感じたレールの流れも

今や氾濫したアマゾン川の如く感じられます。

さらに、僕達の下流では

アナゴとイクラの大飢饉が発生。

下流のお客さん達は次々にアナゴやイクラを店員さんに注文しています。

だけど、そんな光景を見かけるたびに、


僕達の心は満たされていきます。


紳 「うわぁ~、また来たよアナゴ。これで8皿目・・・」

マッチー 「さっきからイクラばっかり流れてる気がする。」

ハルキ 「俺なにか注文しようかな。」

紳「
あ、ついでにアナゴも注文して。足りないから。

マサミチ「ちょっと待ったイクラも全然足りない。」


もちろん、ウソです。二人のお腹は

通常ならありえない量のアナゴやイクラでいっぱい。

もはや、成人男性のアナゴとイクラの平均年間消費量を越えているかもしれません。

好きと言っても限度があります。さすがに僕達の食欲も限界です。

だけど僕らはくじけません。


そろそろ、この店のアナゴとイクラも無くなっていい頃です。


しかし、現実とは残酷なものでした・・・。


ハルキ 「・・・!! アナゴとイクラが4枚連続で流れてきた!!(笑)」


顔を見合わせる僕とマッチー。

そう、寿司の神様は僕達を掌で弄んでいたのです。

しかし、男に二言はありません。

とりあえず僕達は

全部とってから考える事にしました。


その頃、下流ではアナゴやイクラの注文が殺到。

そして僕達の目の前のテーブルは


もはや見たくもないような食べ物で埋め尽くされています


いっそ下流で飢えに苦しむ子供たちに分けてあげたいくらいです。

この店の厨房では、何故あんなに大量に流しているイクラやアナゴが注文されるのか

さぞ不思議に思っている事でしょう。

しかし、僕たちはそんな事を考えるだけで、


不思議と食欲が湧いてくるのです。


結局、3人で60皿近くの寿司をたいらげました。

しかも、その大半がアナゴとイクラ。

食べすぎで苦しみ悶える二人の男。





これを読んでるあなた、自分が男だと思ったなら二言は無いように・・・

責任感のある立派な男になりたいものですね。

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すし屋シゲノブ

2004年02月15日


こんにちは。あなたの紳さんです。

今日は僕が体験した寿司屋のお話です。


ある日、僕はゴウと回転寿司に行きました。

店に入ると、リストラされたサラリーマンの様な風貌の職人さんが寿司を握っています。


神田シゲノブ 54歳(仮名)


だらしなく伸びたヒゲ、やる気の無い顔。まさしくシゲノブといった感じ。どんなだ

僕はとりあえずシゲノブに話しかけました。


「今日のおすすめは何ですか?」


するとシゲノブは


「おすすめねぇ・・・そこの壁に書いてあるけど・・・」


「それは店長のおすすめで、私は全然すすめないけどね。


僕とゴウはお互いに苦笑。するとさらに


「今日は非番なのに呼び出されて、やる気ないんですよ・・・」


なんですか、この店員は?

全身から滲み出るやる気の無さ、テンションの低さ。

職人気質のカケラも感じられません。

とりあえず適当に握って貰ったのですが、出てきたモノは


カチンカチンに凍ったマグロの寿司。


僕が小声で

「この寿司凍ってるよ・・・」

と言うと、


「ああ、それさっきまで冷凍してあったからね~。」


と、シゲノブ。

そんな事は分かっているよシゲノブ!!!

てか、そこまで分かっていながら、客に出すなバカ!


この時点でシゲノブが変な事には気づいていたのですが、

更にシゲノブは暴走していきます。


続いて牛タン寿司を注文したのですが、シゲノブは牛タンをバーナーで炙ってくれました。


「これサービスね。やっぱり炙らないと美味しくないからね。」


気が利く人です。こういうサービスは大切です。

しかし僕の隣で、明らかに冷たい牛タン寿司を食べている客がいる場合は

そういったサービスはしない方がいいと思いました。


その後も、頼んでいない寿司が出てくる出てくる。

そして、自信満々にこう言い放ちました。


「これ不味いって言ったら殴るよ?」


もはや僕達が客だと言うことを忘れています。

殴ってどうするシゲノブ。


色んな意味でお腹いっぱいになった僕らは、大満足で家路についたのでした。


その後、シゲノブの店を訪ねたら見事に潰れていました。

原因は彼なのかな?と僕は思いましたが、別に可哀相だとは思いませんでした。

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USJで遊ぼう!

2004年02月02日


みなさん、遊園地は好きですか?こんにちは、紳さんです。

今回は、僕とゴウがUSJに行った時のお話です。


僕らは遊園地など滅多に行かないのですが、今回はなぜか

「女子高生2人が同行」という特典付きなのでUSJで遊ぶコトが決定。



中に入るとそこは外国チックで素敵な建物でいっぱいです。


「わあ~!! もしかしたら、ここって外国なんじゃないかしら!?」


そんな素敵な勘違いをしそうになりましたが、

目の前を通り過ぎるたくさんのジャパニーズのお陰で、なんとか正気を取り戻しました。



一番初めに乗るアトラクションはすでに決めてました。

それはUSJの看板とも言えるオブジェが建っている、例のサメのアトラクション。

まぁ、例のサメのコトはあまりにも有名なのでいまさら触れることはないでしょうが、

ただ一つ、気になるのは隣の女子高生が例のサメのオブジェを見て


「ジョージ!ジョージ!!(^∇^)」


と騒いでることです。

どうやら僕の知らない間に人喰いザメに可愛らしいニックネームが付いたようです。


船に乗り込むとクルーのお姉さんが登場。

お姉さんは、ゲストの10倍くらいのテンションでアトラクションの説明を話し始めました。

あれで時給いくら貰っているのかな?


さて、船が発進します。

快適な船の旅を楽しんでいると、前方に沈没船が・・・

お姉さんがいきなり微妙な演技で慌て始めます。

すると、ドコからともなく例の黒い背びれが水上に現れました。

そうです、ヤツです。ジョージの来襲です。

明らかに「動きがロボ」ジョージと、お姉さんの見事な「三文芝居」。

思わぬトコロで始まった茶番劇に僕は大満足で、お腹いっぱい。





さて、ジョージに別れを告げた僕達は待ち時間の少ないアトラクションを回るコトに。

「ターミネーター」ではハリウッドとは全く縁の無さそうなお姉さんと

会場のゲストとのトーク・バトルが勃発しました。

たまたま赤い帽子を被って目立っていた僕は、お姉さんの話相手に選ばれました。



「お兄さんはドコから来たんですか?」


「長野県から来ました。」


「あらまあ。パッっとしない所ね。


「・・・・・・。」


「長野県は何が有名なんですか?」


「ソバとか・・・リンゴですかねぇ・・・。」


「へぇ~。やっぱりパッしないわねぇ。



余計なお世話です。そんなこと、自分でわかってます。






次に僕らが向かったのは「ジュラシックパーク」

高いトコロから急降下して水の中に突っ込む乗り物です。

もちろん僕が期待してるのは女子高生の服が濡れてスケスケになる事。


乗り物に乗って進むと、ピョコピョコと可愛らしい恐竜達が顔を覗かせます。

色んな恐竜が水を飲んだり、草を食べたり、跳ね回ったり・・・。

まるでジュラシックパークの世界に迷い込んだかのようです。

しばらく進むと、一匹の可愛らしい恐竜が目の前に現れました。


「おっ!なんかこっち見てるなぁ~」


と思い彼に注目していました。

するといきなり彼は口をカパッと大きく開きました。

(まさか・・・?)そう思った瞬間です。


ピュッ。ピュッ。ビチャ!!



なんてことしやがる!?この爬虫類!





いきなりロボ恐竜に水を吐きかけられました。

不愉快極まりないハプニングに一同爆笑。

ラストを迎える前にスケスケになる僕。

さて、洞窟を抜けるといよいよクライマックスです。

落ちます。


ザッパーン!!


結局、みんな濡れました。

スケスケです。

色んな意味でオススメです、この「ジュラシックパーク」



でも、僕達が本当に濡れるのはこの後でした・・・・・・

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リストラ洗濯機

2004年02月02日


こんにちは。あなたの紳さんです。

今日は僕が体験した洗濯機のお話です。



僕がこのアパートに引越してきた時、すでに彼は住んでいました。

彼の名前は洗濯機。風呂場の隣に住んでいます。

ここに来る前はリサイクルショップに居たらしく、なかなか人生経験豊富。



色白な体に似合わず、百戦錬磨を思わせるその風貌。

彼の体に付いている傷の一つ一つが彼にとっての勲章なのでしょう。


彼の特技はお洗濯。僕は毎日たくさんの服やタオルなどを洗ってもらいました。

彼は僕にとって必要不可欠な存在で、僕は彼を尊敬していました。



彼があんな事になるまでは・・・


ある日の事です。僕が仕事から帰ってくると、なんだか彼の様子が変でした。

いつも赤く輝いているはずの彼の瞳が、


まるで、死んでしまったかの様に真っ黒です。


急いで検診してみると、彼の体の中は水浸しになった僕の服で一杯でした。

僕は慌てて応急処置を行いました


殴る。


蹴る。


少し持ち上げて、落とす。



その度に彼は「ピッ」と、返事をします。


よかった。まだ息はあるようです。

しかし、しばらく続けていると、少し長めの「ピ~」という音を立てて、


静かになりました。


僕は恐る恐る彼の瞳の下にある「電源」と書かれたスイッチを押してみると、

彼はいつもの様に元気よく動きました。そしてその表情には



「35分」


と表示されたので、その日は安心して眠りにつきました。


次の日、僕はいつものように彼に洗濯物を任せて仕事に出掛けました。

僕はいつも彼がどんな風に洗濯をしているか知りません。

なぜなら、鶴の恩返しという昔話に出てくる、はた織りをする鶴の女性のように、

彼が洗濯している姿を見てしまったら



リサイクルショップに帰ってしまうんじゃ?



という不安があったからです。


その日、仕事を終えて帰ってくると、彼の様子がまたしても変です。

覗いて見ると、彼の体の中は水浸しの僕の服でいっぱいでした。

僕は



丸一日かけて一体、何をしていたのか?


という気持ちになりました。

僕はリサイクルショップへ行き、彼の病気を訴えると、



「具合悪いんなら、他のと変えるよ?」


と、あっさり彼のリストラ勧告をしてきました。

不況の世の中、洗濯機も大変なんだな、と思いました。


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バレンタイン大作戦

2004年02月02日


バレンタインも差し迫る2月上旬。 俺は漠然と考えていた。

今年のバレンタインはづやにチョコでもあげるか・・・。

しばらく考えた後、俺は造形の専門家であるナタクに電話をした。

「あ~もしもし、バレンタインに向けてチンコ型チョコを作りたいんだけど、協力してくれない?」

「いいよ~。わかった。じゃあ今度俺んち来いよ」

なんとも物わかりのいい友人である。

「じゃあ、材料は全部あるから任せてよ」

と、頼もしい返事。 こうしてバレンタインに向けて計画は動き出したのである。

 

 

~後日 ナタク邸にて~

「で、具体的にどうやって作ればいいんだ?」

「まずは、チンコの型取りだね。」

「なるほど。シリコンか何かに俺のブツを突っ込んで、型を取ればいいんだな?」

「う~ん、それでもいいけどシリコンって固まるのに12時間位かかるんだけど、持続できる?」

「うん。無理だね。」

12時間って・・・そんなの(持続)出来る訳がありません。 丁重にお断りしました。

「てか、型取り出来ないって事?」

早くも問題勃発で不安な俺。

「いや、コレを使えばいいんだよ」

ナタクと大人のオモチャ。

わ~い 大人のおもちゃだあ・・・

どうやら彼がラブホでバイトしていた時に拝借した ものらしい。

未使用かどうかをナタクに確認してから、それを使う事に。

まあ使用済みでも、づやが食べる訳だから 別に構わないんですけどね。

 

まず、ペットボトルを切ったものにシリコンを流し込みます。

流し込まれるシリコン

そうしたらそこに疑似チンコを入れます。

割り箸と蝋燭で それを固定。 この状態で待つ事12時間。

翌日 ナタクからメールが。

>隊長!大成功です!

どうやら型取りが無事成功した模様。

>とりあえずチョコレート大量に持って俺んちに来て!

との事なので、言われた通り、チョコレートを大量に購入してナタク邸へ。

大量のチョコを前に記念撮影。

 

チョコを湯煎にかける。

 

 流し込んだチョコレートとナタク

それをしばらく冷蔵庫で冷やします。

そして・・・

御開帳~♪素晴らしい出来だ!!

 

 

最後にホワイトチョコで一仕事。これで生々しさが断然アップ。

我ながら完璧の出来です。 あとはコレをづやに送るだけです。

MDケースにティッシュを敷き詰めてチョコを置く。

かなり生々しい・・・

色んな意味で最高の出来です。 最後に手紙を添えて、着払いで送ってあげました。

 

 

 

バレンタイン当日。 づやからメールが届きました。

>740円も払って受け取った荷物の中身があれかよ

だそうです。すかさず返信。

>どうせ誰からもチョコ貰えなかったんだろ?

> お礼を言われるならまだしも、責められる覚えはねえなあ

するとづやから

>なんか損した気分でしょうがないよ。まぁ ありがとうと言っておくよ

とお礼メールが。手間と金をかけて作った甲斐がありました。

続けてこんな写メールが。

>満喫した。

しゃぶりつくづや

どうやら満喫してくれたみたいです。


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